研究者である父、主婦である母、病弱ではあるが13歳年下の可愛い妹。他国とは少し違うかもしれないが、近代的なサントゥ・アーリオでは全くの一般家庭に生まれる。自身も学校で学び、最早ルサック王国にとってなくてはならない大企業となったエーデルシュタイン社の地域治安課で射手として職を得、ごく普通に暮らしていた。その普通の暮らしが終わりを告げたのは少し前のこと。家族が凶悪事件に巻き込まれ、父と母が殺されたのだ。事件を起こした犯人はすぐに捕まった。が、その犯人は事件のことを認めたもののやたらに怯え、最終的には精神に異常をきたす。犯人は捕らえられ事件そのものは解決したと見なされたが、彼は何故両親が殺されたのかわけもわからぬまま幼い妹と二人遺された。
その後彼は地域治安課を治安部門軍事課への異動を願い出る。表向きは家族を襲った凶悪事件のような事案を撲滅するため、そしてより危険な仕事をすることにより病弱な妹の治療費を稼ぐため。だがその裏には前線で家族を襲った事件を追いたいと言う隠れた思惑があった。あのような解決ではとても納得できない。何故両親は殺されたのか、何故犯人は怯えていたのか、必ず理由はある。この事件にはまだなにかがあるのだ…。
異動は無事に受理されたが配属された先はシンハ・ブル・エスパーダ隊長率いる”危険物処理部隊”。いろんな意味で一癖も二癖もある隊員と、「相棒」となった上司、そしてひっきりなしにやってくる地雷案件に振り回されつつ、最近は隊のやり方にも慣れてだいぶ馴染んできた。事件の手掛かりはなかなか手に入らないが、彼は粘り強く捜査を続ける。いつか真相を解明するその日まで。
真面目な努力家だがどこか世間に対して冷笑的でひねくれておりなにかにつけて上から目線かつ可愛げのない言動を繰り返す。身内や年下には多少甘いが頭を使わない人間や単純な人間には特に冷たい。ツッコミ属性。
- シンハが相棒。
- 継(ツナギ)に慕われてて気にされている。
- ケーナの店の常連でよく助けている。
- アンゼリカとたまに一緒に仕事をしてよくプリンを奢る。



